一昨日買ったCD
「細野晴臣トリビュートアルバム」 が、よかった。
いや、過去形じゃなくて進行形でとてもいい。
どういう内容かというと
「坂本龍一+嶺川貴子による「風の谷のナウシカ」、ジョン・サイモン、ジョン・セバスチャン、ジェフ・マルダー&ガース・ハドソンの「蝶々さん」、ヴァン・ダイク・パークス「イエロー・マジック・カーニヴァル」、リトル・クリーチャーズ「ハイスクール・ララバイ」、ジム・オルーク+カヒミ・カリィ「風来坊」などをはじめ、予想もつかせぬ超絶カバーが満載。」
って感じで、煽り文句の通りすごく贅沢な内容だった。
一枚目に入ってるリトルクリーチャーズの
「ハイスクール・ララバイ」はアホらしくもかっこよくて
(ていうかいい曲だなホントに)素晴らしかった。
二枚目は一曲目の矢野顕子+レイハラカミで溜息を
つかされつつスタートし、何と言ってもウッドストック勢
による「蝶々さん」が凄すぎる。
ヴォーカルはジェフ・マルダー…。参りました。
いや、メンツがメンツだし、他の曲も全部いいです。
なんとも幸せな気持ちになるアルバムでした。
発売したばっかりだけど、その2も企画してほしい位です。
突然だけど今週を振り返ります。
月曜は「とら京都」の残り原稿を書いてた。あとは
商議所便りの写真もやった。少し放心気味。
火曜は朝から城山を撮って、ひたすら歩き回る。夕方、日和
カフェに寄ってタッパーにスープを入れてもらう。こぼさない
ように持って、じゅんのアトリエへ。そこで「ビアーズ」の
撮影。ソファに並んで、ちょっとしたセッションをして。
いい感じで撮れた。なんか幸せな撮影だったなー。
終わってからクイックですこし飲んで、芝居のワークショップが
終わったゆかりと合流。一緒にスープを飲んだ。
水曜はやっぱり「とら」とかの校正をしつつ、城山通い。
あまり撮影に身が入らず。
木曜は朝8時くらいからまた城山行き。晴れてて気持ちいい。
部分的に桜が満開になり始めてる。昼、お友達とダブル子連れで
公園にやってきた三島さんと偶然会う。頼んで少し撮らせて
もらった。一時間半ほど撮ってはナノに帰って休むって感じの
繰り返しで、夜11時くらいまで撮る。あ、途中でアローハ太郎
さんとたまちゃんとハフちゃんで、ネオンの15周年記念公演の
打ち合わせなんかをした。
金曜、今日は朝から混今週末に閉館する「長野中劇」の撮影に
行った。郷土誌「長野」の仕事。
戦前からある木造の劇場なんだけど…凄かった。
映写室のまわりに従業員さんが住み込みしてた部屋があったり、
廊下の床が木製だったり。去年撮らせてもらった「東宝グランド」よりも古く、
機材も更新されていないので そこがまた味わい深くて感動した。
で、日和カフェで昼食のあと、ナノに寄ってからまた城山へ。
桜は満開、人出も昨日までよりずっと多い。夕方、アヤコと
旧NHK長野支局の側にズラリと並んでる「花見小屋」に
潜入してみる。めんどくさいので説明は抜くが… 長野城山独特の文化?を感じた。
その後アローハさんに来てもらって、ちょっと撮影。
で、今からスロウライの練習。
行動を振り返ると…
3月上旬は色々あったが、写真展の準備が面白かった。
上田の「パニ」にお邪魔して、ゆかりに横たわって貰って
撮影。急いで「アオバ」さんに出して全紙まで引き延ばし、
額装して出展した。フィルムで大伸ばしってのは
あんまりやったことがないので、とても勉強になった。
3月の中旬に「街並み」をupしてすぐにガイドブック「とら」の
仕事で2泊3日京都行き。AIR京都をベースキャンプにして
取材三昧。カメラマン兼ライターなのでけっこう忙しいけど、
一年前とは違って取材計画に余裕があったので、夜はけっこう
自由に過ごせた。
一日目はなんとなくバー「うさぎ」に行ってみたところ、
カズシくんやら今泉君やら吉田しょうねんくんやら知った顔が
沢山いて、いいライブを聞かせてもらえてめっちゃ幸せだった。
二日目の夜は今泉君とデビル太郎君がライブするというので
「ミューズホール」へ。そしたら対バンが偶然シスターポールで
(2人になってた。)得した気分だった。
10時頃に終わってから、元田中の「ザンパノ」へ。そこでまた
カズシ君と奥さんのルイちゃんや店主のにーやんと話した。
AIR京都に帰ってからは、明け方まで山中さんと話し込んだり。
なんか友人達と話す為に行ったんか?って感じだけど、
たまたまフラリと知ってる店に行くとどんどん繋がるって
感じで、なんか今の京都って自分にとっては長野よりも夜遊び
しやすい環境なのかも、とか思った。
帰ってきて、すぐにkura誌と新聞記事の取材を連続してやる。
ほとんど寝てなかったけど、なんかハイテンションで乗り切る。
記事を書きつつ、上田のルヴァンに撮影に行ったりしつつ
(「日和」のため)込み入った状態を抜け出して、今日に至る。
どういう訳か、最近頭がスッキリしていて割と調子が良い。
革靴をスニーカーに履き替えて、意味もなく走ったりしてる
のがいいのだろうか。
春は近いなあ。もっと前に進みたいなあ。
最後だし、誰かと語り合って入りたいなーと思って
旧友・モリさんを誘う。
ここは湯がすっごく熱いのが有名で、そのせいで足が遠のく人も
いたくらいだけど、昨日は何故か入りやすい温度だった。
二人で昔語りをしながら(あんな銭湯あったよね。あそこは
知ってたけど入る前になくなった…などなど)、使い込まれた
浴場の細部をぼーっと眺めて楽しむ。
痛んではいるけど、当たり前のように職人細工が施されている。
でも…3月以降には壊してしまうらしい。
時代の流れとはいえ、惜しいなー。
京都には古い銭湯を改装したカフェ「さらさ西陣」があるけど
ここも善光寺のすぐ横って立地を活かして、何か面白い
展開があってもいいのに。もう二度とこういう建物が建てられる
事もないだろうと思うと、もったいないなあ、と思う。
(もちろん、いろんな事情はあるのでしょうが…。)
1月の終わりから怒濤のように「季刊N」の2号の制作に
追われていて、これは何とかギリギリに完成して(正直、
粗いところも多いですが、無理矢理想いだけは詰め込んだ
ような本になってます。)その後すぐさま「街並み」の
昭和通り編に取りかかって、これもいつもよりも制作日数が
少なかったけど何とかupさせて…このあたりからスタミナに
限界がきた。
ずーっと引きずってた風邪が手が付けられないほど悪化して、
動けなくなった。熱はあまりでないんだけど、鼻と咳が酷くて、
ついには目とか頭が痛くなってきてなんか非常にマズイ状態に。けど、容赦なく某新聞の〆切はやってきて、這うようにして
原稿をつくる。こういうときにフリーってホントに辛いという
か、いや、自分の仕事の進め方のダメさ加減が嫌になると
いうか…。
相変わらずノードラッグな生活なのだけど、あまりに頭が
痛いので、さすがに今回は病院に行かないと生命が危ないかも…
と思っていたら、たまちゃんが「まず向かいの針灸院行って
みたら?」などという。まあ歩いて10秒ほどで楽なので
行ってみると…。さすがに末期的?な風邪の症状で針灸とか
打ちに来る人はいないと見えて、ゲホゲホと咳き込む自分は
明らかに浮いている。でも、ここの山崎先生はかなりの名医
なので、そんなことは気にせず身を任せる。気のせいか先生も
何となくシリアスな顔つきだ。
しばしマッサージした後、首やら顔やらのきわどい
ところにブスリと針を刺された。それも何本も。
痛いというより…なんか重いって感じ。全身がヘナヘナになる。
家に帰る体力が無いので、ナノグラフィカの二階に
布団を敷いて寝込んだ。そんな合間にも校正作業とかがあって、
無理矢理に頭を冴えさせて何とか対処。
しかし頭が猛烈に痛い。なんか、悪化してるみたいなんで
すけど。目の奥とこめかみがキリキリ痛くて、鼻とか喉に
あったウイルスがヤバいところに回って暴れ回ってるって
感じで、じっと寝てられない。そういえばフィッシュマンズの
佐藤伸治も風邪で亡くなったんだっけ…そんなことが頭を
よぎる。一晩のたうちまわって、ダメなら病院に行こう。
そう思って耐えてたら、明け方くらいから痛みが引いて
汗が出始めた。朝、目が覚めたら結構スッキリしてて…
どうやら治ったみたい。東洋医学は症状を進行させて治す
っていうけど、そんな感なのかな。
…まあ、楽になったからよしとしよう。
山崎先生にお礼をいわなくちゃ。
昨日の長野って久しぶりの雪だったみたいだけど
ほとんど見なかったです。
あ、まだ道路には残っているかな。
さて…ちょっと久しぶりに外出するか…。
昨日は高円寺にライブに行ってました。
行く直前まで原稿とかと格闘してた。
ボスダブで東京に行くのは全く久しぶりで
日帰り強行軍だったのだけどとても楽しかった。
リハ前にテンションを上げようと4人で飲みに行ったのが
とてもよかった。
秋元さんはハイテンションで喋りまくる。
カモちゃんはまだまだ物足りなそうだった。
タカエはいーかんじでよっぱらってた。
もっと飲みたかったけど、ライブやりに来たわけで飲みに
来たのではないので切り上げる。
怪しいラーメン屋で食った餃子、抜群に美味かったなー。
ライブは、いい感じで酒が残っていて楽しくできた。
スローテンポが気持ちいい。
テツローが頑張ってPAをこなしていて頼もしかった。
大橋さん、元気そうで良かった。
みったんが当たり前のようにいてうれしかった。
Mさん一瞬しか話せなかったけどアールグレイありがとう。
今飲みながら書いてます。
久しぶりにお会いする人々がたくさんいて、うれしかった。
帰りは最終の新幹線で、Voサチコ氏とさらに飲んで話し込む。
長野に着いたらひんやりと寒くて、
「なんだか安心するね」と笑いあった。
帰って少し仕事してナノグラフィカ泊。
「季刊N」2号のピーク前。
さーこれからが勝負だ。
その前に、ボスダブのシンネンカイ。
メンツはボスダブ+サチコ一家(DJ OSHOWさん、さわちゃん)+
チサト(元ボスダブ)+ドラム鴨ちゃん嫁のナガハリさん、
そして親しき友人のモリさん。
前はメンバー4人で飲んでたのに、今年は9人になってた。
なんかとてもいいなーと思う。
そういえば、今年はネオンホール15周年だ。
そしてボスダブは10周年。
ナノグラフィカは5周年だっけ。
今年もいい良い年にしたいです。
がんばらねば。
正月休みの間に、新しいスピーカーシステムを
設置しようと頑張っているテツローとシモジマくんの
ヘルプ。去年の夏頃、縁あって手に入れていたんだけど
あまりの巨大さ故にどう設置していいのかわからず
手つかずになっていたスピーカーシステム、アルテックA7を
いよいよネオンホールに導入するのだ。
http://www.alteclansing.com/legacy/specs.asp
(↑は最新型。1960年代から作られているスピーカーで、
ネオンにきたのは80年代型)
あまりの重さにナツミも交えて四人で持ち上げ、12時頃に
なんとか作業完了。同時にやってきていたJBL/UREIのパワー
アンプにつないで、いつも聴いているCDを鳴らすと…
今までとは別次元の音の良さに、全員が感嘆の声を上げた。
解像感があがったというか、聴き慣れたCDから、細かい
ニュアンスが面白いように伝わってくる。今まで使っていた
システムも決して悪いものではないのに、カメラで例えるなら
「写ルンです」を普通の一眼レフに変えたような変化を感じる。
素晴らしいの一言。
最近のライブハウスやクラブにありがちな、ドンシャリかつ
変に低音が強調されたファットな音ではない。スピーカーの
レスポンスがいいというか、とにかく細かいニュアンスが
繊細にリアルに再現されてて、音に粘りを感じる。
例えばJBのファンクを聴くと、キックの音が身体をふるわすような
重低音で鳴るのではなく、バスドラのヘッドが一発ごとに
ビーターに打たれて振動しているのがわかる…といった感じ。
さすがボイス・オブ・シアターと言われた劇場用スピーカーの
名機だけのことはある。たいしたセッティングもしてないのに、
これだけの変化があるなんて…。深夜にもかかわらず、
時間を忘れていろんな音源を聴きまくりました。
次にネオンホールに来たら、ぜひスピーカーに注目してみて
ください。(注目しなくても視界に入るかな。)そして
その生々しい音に耳を傾けてほしい、とおもいます。
年末には小規模PA用にサウンドクラフトの往年の名ミキサー
「200B」のオーバーホールが完了しているし、今年は
念願だった「ひと味違うライブ音響」に一歩一歩近づけそうで、
いまから楽しみだ。
完全なネットショップなので、お邪魔したのはお店ではなく
自宅兼作業場だった。しかし、本格的かつ最新鋭の
整備・修理設備が整っていて素晴らしい。自分のはめていた
1971年製のキングセイコーを計測してもらったら
かなりの精度(日差+-1秒!)が出ていて、嬉しかった。
佐藤さんは元は時計屋さんで販売を担当していたんだけど、
50歳を越えてから機械時計に興味を持ち、独立して
数年で修理をマスターしたという珍しい人。
(機械時計の修理って、昔は5年で一通り・一人前になるには
10年、みたいに言われた仕事だし。)
沢山のディープなお話を聞かせてもらった。
全国でも注目されている、長野県が実施している
「信州匠の時計修理士」試験の体験談など、
ほとんど記事に書けそうにないけどすっごく興味深かった。
いやーよかったなー。
さて…聞き取りしたことをまとめなきゃ…。
映画の内容は…うーん。色々考えつつも、面白かったです。
たまたま年末にある機会があって、映画のことは全然知らずに
松代・明徳寺で本作の中心人物である栗林中将の墓標を
撮影していたので、妙に親近感を持って見れました。
音響の仕事を長くしていた(今も?)身としては、
やはり綺麗に組まれた(おそらく)最新のサラウンド
システムにヤラれました。これが普通なのかもしれないけど、
素晴らしい。不自然なくらい臨場感があるんですね、
今の映画館って。
あとは、映画を貫く独特の「色」です。
ムードという意味でなく、フィルムの色再現の「色」。
過去のシーン(=映画の99%くらい?)は全て、シアン寄り
というか、青緑っぽく着色されていて、その色味に重量感が
感じられてよかったです。黒の締まり具合もよかったな。
最近生産終了したコダクローム64で撮影したくなりました。
あと…初グランドシネマズの感覚を忘れないうちに
市内に古くからある映画館に行ってみたいな、と思いました。
建物としては古い館が好きだけど…シネコン時代の今、
映画を観るという映画館にとって一番大事な点において
古い館について自分がどう感じるのか、確かめておきたいです。
10/20(fri)
何をしていたのか全然覚えていない…原稿書き?
10/21(sat)
松本にてジャズ喫茶「エオンタ」を取材。その後彗星倶楽部で少し撮影して、よこのピカデリーホールで劇団山脈の「関西少年」を観た。震災で心に傷を負った神戸出身の青年の物語。なんとも青春な芝居だったな。
10/22(sun)
朝からスロウライの練習。終わってからあわててナノグラフィカに戻り、集中して例のシルバー層向け雑誌の原稿を仕上げる。17時頃からリハ。ネオンホールでのイベント「クレイジーリズムス」に出演のため。まずはbubble sweet(久しぶりネオンでPAした。やっぱり嫌と言うほど馴染んだ自分のスペースは、とても快適に音を出すことができました。気持ちよかった)、その後名古屋からきた葉っぱの裏側シスターズ(女子二人組。暗いコケッシーズ?みたいだけど、曲が妙にポップだったり楽器が実は巧かったりで、ちょっとびっくり。面白かった。)、そしてスロウライが出演(こちらも久しぶりのネオンライブ。演奏はまあまあ、だったかな。杉浦君のドラムが結構気持ちよかった。)、そしてラストはオウガ・ユー・アスホール(相変わらずパワフル。特にドラムが気持ちよくて、思わず一番前まで行ってほぼ生音で堪能させてもらった)という順番だった。相変わらずいいイベントだった。さらには、久しぶりだったからかネオンホールっていいなー、とか自分でしみじみ思いました。
終わってからナノグラフィカでさらに原稿書き…で、ナノ泊。
10/23(mon)
バイクで中野に取材に行く。またまた雨にふられる。帰ってきて、夜は夜のお仕事の撮影で権堂に出る。その後帰って原稿書き。ナノ泊。
10/24(tue)
朝から一気に書き物を上げて、昼から長野駅前で[ma]を撮る。終わってから謎の古着屋「バーバラ」を取材。夜は権堂でホストの撮影など。帰って例によって原稿書き…。
10/25(wed)
朝から昨日撮影した分のまとめをやる。やってもやっても追いつかず。昼はnsnsの取材がちょっと入った。その後またまたまとめ&原稿書き。取材・原稿書き、取材・原稿書きが連続していて、全然終わる気配ナシ。ううう…。
では最近の行動を備忘録的に記します。
・10/6(fri)
トイーゴの生涯学習センターで開催された
「芸術文化振興検討委員会」主催の「長野市の芸術文化を
語ろう」なるシンポジウムにパネラーとして呼ばれる。
長野市の文化助成金の行く末について…が裏テーマとのこと。
一体どんな話をすればいいのか?と少し緊張したけど、
始まったら普段思っている事が口からスルスル出てきて
なんとかなった。主に「芸術」に対する行政の補助って
「鑑賞」に偏りすぎていないか、「制作」「創作」も
またとても大切なので、サポート対象として認識して欲しい…
というような、スタートラインのまだ手前みたいな話を
させてもらいました。そんなに告知してなかったと
思うんだけど60人位の人が来ていて、ちょっと驚いた。
・10/7(sat)
ネオンホールにてチョコレートパフェ、TheEnd、
小川哲郎のライブ。和気藹々としていい感じだった。
チョコパはメジャーデビューするってことだけど
ライブは今までと変わらず、あったかみがあって
力が抜けててとてもよかった。今の時代、メジャー
デビューしたから手放しで喜べる訳ではないだろうけど、
やっぱり上手くいったらいいな、と思う。
個人的にはTheEndサクライが一人でやった2曲
(普段は一人だけど、この日は他の2組と絡みまくって
いたため)がとてもよかった。
「権堂の中心で角を曲がる。」って曲が特に。
・10/8(sun)
カモちゃんとナガハリさんの結婚式!
朝からスーツなど着て、マイクロバスに揺られて
菅平の「ゾンタック」へ。
なんというか…いい式だったなー。
大きなお世話かもしらんが、鴨ちゃんが結婚するという
事実に感動した。ホンマに。(全てを知るわけではないけど、
一時期の鴨ちゃんは何というかニヒリズムの極致みたいな人
だったから。)そしてその事実を実現したナガハリさんって
実際いい奴だよな、としみじみ思った。(説明不足で意味不明
な文だけど、まあそんな感じ。)人と人が合わさって
色々乗り越えて新しいなんかを作っていくってのは
端からみててもええもんやなあ、と思いました。
ボスダブでの演奏も、誠に気持ちよくて幸せでした。
いやーホンマによかった。
夕方に終わって長野市内に帰り二次会に行こうと
思っていたら、チサトが「松本にたまちゃんの演劇を
観に行こう」などという。時間的にギリギリ間に合いそう
なので、モリさんと下島君と一緒に着替えもせずに
松本・ピカデリーホールへ。予定的に見れるとは
思っていなかったので、ちょっと嬉しかった。
平田オリザの「忠臣蔵」のタマミヴァージョンって感じ。
木曜にネオンで観た公開リハは全然まとまってなかったが、
本番で一気に形になったようだ。エンターテイメント性は
極端に低いけど、「演技と非演技のスキマ」を狙った
演出は思ったよりも成功していたのでは。あと、
一年ぶりのピカデリーホールがまた進化していて驚いた。
長野に帰ってきて、一応結婚式二次会の会場である
図書館前のQUIKにいってみたら、新郎新婦は
すでに帰った後だった。居残っている連中としんみりと
話したのが、なんかけっこうよかった。
・10/9〜12
「街並み」10月号・牟礼特集の撮影に追われる。
風邪がきついのに雨天が多くて、思うように進められず。
業を煮やして雨の中で無理矢理撮ったら、見事に
体調が悪化して嫌になったりした。
〆切を一日延ばしてもらい、12日に校了。
・10/13(fri)
某製作会社さんのお仕事で松本の某大病院を撮影。
約5時間で1200カット以上を撮る。
職員さんやお医者さんがフツーに談笑してる
ところを狙うんだけど、ふとベッドをみると
意識不明の重体患者がパイプだらけになって寝てたりして、
すごく緊張した。あと病院っていろんな種類の
蛍光灯が使われてたり、天井や壁が妙に着色されてたりで
色カブリに悩まされる。
・10/14(sat)
「日和カフェ」にて、イースタンユースの吉野寿さんの
ソロライブにPAで入る。正直に言いますと、イースタンも
吉野さんも全く聴いたことがないんですが…(まわりに
聴いてるとか大好きとか影響されたという人は少なくないが)
ライブはとてもよかった。ヒリヒリ痛くて厳しく
マヌケで面白かった。オフステージでもええ人やったなー。
ライブの前に上映していた映画「心の風車をまわせ」も
とてもよかった。イースタンユースのライブが観たくなった。
打ち上げに顔を出し、終わってからネオンホールでCDについて
ちょっと話す。
・10/15(sun)
朝から飯田・下伊那へ人形浄瑠璃の人形制作者さんの
取材に出る。高速バスで行ったんだけど、飯田ってホントに
遠いなーと再確認しました。
初対面の作家さん(74歳)はとても気さくでいい人だった。
伊那谷の浄瑠璃の歴史と、作家さんの個人史をじっくりと
聞かせてもらう。最盛期には天竜川流域に30以上もの
劇団?があったというから凄い。現存する4劇団が
使っている人形も古くて、だいたい100〜150年前のものが
現役なんだとか。
ホント、同じ長野県だけど、全然文化が違ってるなー。
景色からしてかなり違ってる。
・10/16(mon)
なんか事務仕事をやってるだけで一日が終わってしまった。
夕方、「街並み」牟礼編が完成してきた。
思ったよりもいい感じでまとめる事ができたと思う。
・10/17(tue)
ひたすら画像処理。枚数が多く、やってもやっても終わらず。
チサトがナノ事務所で仕事をしていて、合間に
一緒に細野晴臣のDVDを観たり、UB40の初期盤を聴いて
あーだこーだと言い合ったりして楽しかった。
仕事が終わらずナノ泊。
そういえば、福太郎の成長が著しい。
(って、生まれてから常に著しいかな。)
最近はとにかく主張が激しくて、相手をする方も大変。
感情が豊かになって、面白いともいえるけど。
アヤコが提供したアコギがお気に入りのようで、
弾くというかいじりまわして遊んでいる。
一気に3本の弦をぶち切ったりして、はやくも
パンクぶりを発揮してます。
そういや朝陽館とナノグラフィカでやってる写真展
「顔展」に、福太郎の写真を出しました。
(↑はそのうちの一枚。ちょっと前のナノにて。)
出展作のなかでは、ケイゴ君の作品がよかったです。
あ、夏頃から
http://www.n-sns.jp/
の構想と製作にかかわっています。
オープン間近なので、最近はそのミーティングやなんかも
多し。id=nagano、nana*t、ナノグラフィカが一つの事に
関わるってのも珍しい…かな?
とりあえずオープニングイベントでベートルズと
シネマダブモンクスと タテタカコのライブが実現したのは
めちゃくちゃ嬉しい。
どうなるのか楽しみです。
でも、長野の秋は好き。
どっぷりディープに思考の中に入っていける。
奈良堂みたいな古い喫茶店でコーヒーとか
すすっていると、考え事がすすみます。
最近、何してたんだろう。
9月に入って、なんだかすごく脱力感があって
しばらく引きこもり気味だった。
何もしない、何も考えないでただ毎日を過ごす
そんなふうに暮らしにくい生活をしてるのが
ちょっと息苦しくなってた。
思いだした事をパラパラと書きます。
9/24
「三条会」の演劇を見るため松代・文武学校へ。
しかし、福太郎のお相手をしたため15分ほどしか見れず。
文武学校の広い広いたたみの間で福太郎と
遊ぶのはとてもたのしかったので、それはそれでよし。
9/23はスロウライで松本行き。「クレリズ」に出演。
演奏は、個人的にはまあまあだった。
しかし、あの場所で出せる音(ヴォリュームではない)に
限界を感じて、少しイライラした。
イベント自体は楽しかった。P-heavyの面々とか
ハナダイズトシさんとか天守閣タダチさんとか、
松本の人々と話して和む。今回で40回目らしい。
イベント主催のマキノさん、ホントにお疲れ様、
かつリスペクト!です。
リラックスした「オウガ」もよかった。
・ナノグラフィカの屋根をみてもらった。
おかげで開始以来していた雨漏りが遂に止まった。
・ナノのネット環境が「光」になった。
…すごく速いですね…。なんか気持ち悪い。
9/22、例によってホストを撮る仕事をした。
何とモデルの一人が現役信大生で、とても驚く。
9/18、自宅でボスダブの歌レコーディング。
秋元さんと二人で。なんか自室で二人で話すってのが
すごく久しぶりで、ちょっと懐かしかった。
色々変わりつつも、こうやってバンド出来てるのは
最高だなあと思いつつ録る。
9/17、昭和通り沿いのダイヤという場所で
BubbleのPA。ダイヤは元々JBというライブハウスで、
10年以上前にTheEnd桜井とBubbleナカジマ君とか
メランポみどりちゃんとかニョッヘーホンマくんとかと
やってたバンド「ElectricFlower」にて出演した。
恥ずかしながら青春のライブハウスという感じなんだけども
すっかり変わって色んな意味でアンダーグラウンドな
空間になっていた。PA設備はかなり限定された?モノで
音作り(というより辻褄合わせ)に苦労する。
・福太郎に歯が生えてきた。一本だけ。
噛まれると前よりも痛い。
・今回の街並みは、冒頭に書いたような無気力感の
なかに居たときだったので、向かい合うのに本当に
苦労した。お題は「県庁通り」。けっこう好きな場所では
あるんだけど…。変化のまっさい中の長野県庁をウロウロ
できたのは、ちょっと面白かった。思ったよりも親しみやすい
空間なんですね、県庁って。(奈良県庁のすぐそばで
生まれて、何かと県庁で遊んだりしたからか?)
家賃、なんと8000円。
ほぼ一軒家的な3軒長屋で、二階建て。
場所は善光寺の本堂のすぐ西、横沢町。
ホントにボロボロで、あちこち傾いていたので
若き大工野郎、ヤスミ君にお願いして、約一ヶ月かかって
改装してもらった。(あと、水回りはマディウォーター・
大島さんにお願いしました。)
床と天井はほぼ全面的に手直し。改装後は、一階は
畳敷きで、玄関〜台所と二階はフローリングになった。
改装の全てが終わった訳じゃないけど、とにかく
期限がきたのであわてて引っ越したのが8月31日のこと。
以降、段ボール70箱近くをコツコツ整理して、
そろそろ片づいてきました。
元は「自在庵」って名前で、お坊さん(又は尼さん)が
住んでいたらしい。大正後期〜昭和初期の建物で、
お寺関係らしく、構造がちょっとかわってる。
純和風でちょっと面白いところに住みたかったので、
願いが叶ったといえばそうなんだけど…。元が
あまりにボロいので、改装したとはいえ冬は
隙間風が心配だ。入居してすぐに雨漏りが発覚したので
大家さん(建物と土地は横沢町の所有らしく、正確に
いうと大家さんはいなくて、全て町長さんに相談する)
に言って直してもらったりした。
これからちょこちょこといじって楽しみたいなあ、
などと思っています。