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2007年01月07日   

昨日はデスクワークを進めてから夜になってネオンホールへ。

正月休みの間に、新しいスピーカーシステムを
設置しようと頑張っているテツローとシモジマくんの
ヘルプ。去年の夏頃、縁あって手に入れていたんだけど
あまりの巨大さ故にどう設置していいのかわからず
手つかずになっていたスピーカーシステム、アルテックA7を
いよいよネオンホールに導入するのだ。
http://www.alteclansing.com/legacy/specs.asp
(↑は最新型。1960年代から作られているスピーカーで、
ネオンにきたのは80年代型)

あまりの重さにナツミも交えて四人で持ち上げ、12時頃に
なんとか作業完了。同時にやってきていたJBL/UREIのパワー
アンプにつないで、いつも聴いているCDを鳴らすと…
今までとは別次元の音の良さに、全員が感嘆の声を上げた。
解像感があがったというか、聴き慣れたCDから、細かい
ニュアンスが面白いように伝わってくる。今まで使っていた
システムも決して悪いものではないのに、カメラで例えるなら
「写ルンです」を普通の一眼レフに変えたような変化を感じる。
素晴らしいの一言。

最近のライブハウスやクラブにありがちな、ドンシャリかつ
変に低音が強調されたファットな音ではない。スピーカーの
レスポンスがいいというか、とにかく細かいニュアンスが
繊細にリアルに再現されてて、音に粘りを感じる。
例えばJBのファンクを聴くと、キックの音が身体をふるわすような
重低音で鳴るのではなく、バスドラのヘッドが一発ごとに
ビーターに打たれて振動しているのがわかる…といった感じ。

さすがボイス・オブ・シアターと言われた劇場用スピーカーの
名機だけのことはある。たいしたセッティングもしてないのに、
これだけの変化があるなんて…。深夜にもかかわらず、
時間を忘れていろんな音源を聴きまくりました。

次にネオンホールに来たら、ぜひスピーカーに注目してみて
ください。(注目しなくても視界に入るかな。)そして
その生々しい音に耳を傾けてほしい、とおもいます。

年末には小規模PA用にサウンドクラフトの往年の名ミキサー
「200B」のオーバーホールが完了しているし、今年は
念願だった「ひと味違うライブ音響」に一歩一歩近づけそうで、
いまから楽しみだ。

Author simizu : 2007年01月07日 01:05