« | メイン | 10月まとめ書き/その2 »

2006年10月30日   10月まとめ書き/01


10月前半はずっと風邪にとりつかれ、なんとも
苦しい毎日でした。でも仕事は押し寄せてくる。
インフルエンザみたいに重くはないけど、この風邪は
ユルくてなかなか治らないという厄介なタイプみたい。
まわりでやられてる人が多数います。
ナノグラフィカでは数日前からアヤコが苦しんでる。
現在生後9ヶ月の福太郎も初カゼ。
青っぱなを垂らしてなんだか子どもらしくなってきた。

では最近の行動を備忘録的に記します。


・10/6(fri)
トイーゴの生涯学習センターで開催された
「芸術文化振興検討委員会」主催の「長野市の芸術文化を
語ろう」なるシンポジウムにパネラーとして呼ばれる。
長野市の文化助成金の行く末について…が裏テーマとのこと。
一体どんな話をすればいいのか?と少し緊張したけど、
始まったら普段思っている事が口からスルスル出てきて
なんとかなった。主に「芸術」に対する行政の補助って
「鑑賞」に偏りすぎていないか、「制作」「創作」も
またとても大切なので、サポート対象として認識して欲しい…
というような、スタートラインのまだ手前みたいな話を
させてもらいました。そんなに告知してなかったと
思うんだけど60人位の人が来ていて、ちょっと驚いた。


・10/7(sat)
ネオンホールにてチョコレートパフェ、TheEnd、
小川哲郎のライブ。和気藹々としていい感じだった。
チョコパはメジャーデビューするってことだけど
ライブは今までと変わらず、あったかみがあって
力が抜けててとてもよかった。今の時代、メジャー
デビューしたから手放しで喜べる訳ではないだろうけど、
やっぱり上手くいったらいいな、と思う。
個人的にはTheEndサクライが一人でやった2曲
(普段は一人だけど、この日は他の2組と絡みまくって
いたため)がとてもよかった。
「権堂の中心で角を曲がる。」って曲が特に。


・10/8(sun)
カモちゃんとナガハリさんの結婚式!
朝からスーツなど着て、マイクロバスに揺られて
菅平の「ゾンタック」へ。
なんというか…いい式だったなー。
大きなお世話かもしらんが、鴨ちゃんが結婚するという
事実に感動した。ホンマに。(全てを知るわけではないけど、
一時期の鴨ちゃんは何というかニヒリズムの極致みたいな人
だったから。)そしてその事実を実現したナガハリさんって
実際いい奴だよな、としみじみ思った。(説明不足で意味不明
な文だけど、まあそんな感じ。)人と人が合わさって
色々乗り越えて新しいなんかを作っていくってのは
端からみててもええもんやなあ、と思いました。
ボスダブでの演奏も、誠に気持ちよくて幸せでした。
いやーホンマによかった。

夕方に終わって長野市内に帰り二次会に行こうと
思っていたら、チサトが「松本にたまちゃんの演劇を
観に行こう」などという。時間的にギリギリ間に合いそう
なので、モリさんと下島君と一緒に着替えもせずに
松本・ピカデリーホールへ。予定的に見れるとは
思っていなかったので、ちょっと嬉しかった。
平田オリザの「忠臣蔵」のタマミヴァージョンって感じ。
木曜にネオンで観た公開リハは全然まとまってなかったが、
本番で一気に形になったようだ。エンターテイメント性は
極端に低いけど、「演技と非演技のスキマ」を狙った
演出は思ったよりも成功していたのでは。あと、
一年ぶりのピカデリーホールがまた進化していて驚いた。

長野に帰ってきて、一応結婚式二次会の会場である
図書館前のQUIKにいってみたら、新郎新婦は
すでに帰った後だった。居残っている連中としんみりと
話したのが、なんかけっこうよかった。


・10/9〜12
「街並み」10月号・牟礼特集の撮影に追われる。
風邪がきついのに雨天が多くて、思うように進められず。
業を煮やして雨の中で無理矢理撮ったら、見事に
体調が悪化して嫌になったりした。
〆切を一日延ばしてもらい、12日に校了。


・10/13(fri)
某製作会社さんのお仕事で松本の某大病院を撮影。
約5時間で1200カット以上を撮る。
職員さんやお医者さんがフツーに談笑してる
ところを狙うんだけど、ふとベッドをみると
意識不明の重体患者がパイプだらけになって寝てたりして、
すごく緊張した。あと病院っていろんな種類の
蛍光灯が使われてたり、天井や壁が妙に着色されてたりで
色カブリに悩まされる。


・10/14(sat)
「日和カフェ」にて、イースタンユースの吉野寿さんの
ソロライブにPAで入る。正直に言いますと、イースタンも
吉野さんも全く聴いたことがないんですが…(まわりに
聴いてるとか大好きとか影響されたという人は少なくないが)
ライブはとてもよかった。ヒリヒリ痛くて厳しく
マヌケで面白かった。オフステージでもええ人やったなー。
ライブの前に上映していた映画「心の風車をまわせ」も
とてもよかった。イースタンユースのライブが観たくなった。
打ち上げに顔を出し、終わってからネオンホールでCDについて
ちょっと話す。


・10/15(sun)
朝から飯田・下伊那へ人形浄瑠璃の人形制作者さんの
取材に出る。高速バスで行ったんだけど、飯田ってホントに
遠いなーと再確認しました。
初対面の作家さん(74歳)はとても気さくでいい人だった。
伊那谷の浄瑠璃の歴史と、作家さんの個人史をじっくりと
聞かせてもらう。最盛期には天竜川流域に30以上もの
劇団?があったというから凄い。現存する4劇団が
使っている人形も古くて、だいたい100〜150年前のものが
現役なんだとか。
ホント、同じ長野県だけど、全然文化が違ってるなー。
景色からしてかなり違ってる。


・10/16(mon)
なんか事務仕事をやってるだけで一日が終わってしまった。
夕方、「街並み」牟礼編が完成してきた。
思ったよりもいい感じでまとめる事ができたと思う。


・10/17(tue)
ひたすら画像処理。枚数が多く、やってもやっても終わらず。
チサトがナノ事務所で仕事をしていて、合間に
一緒に細野晴臣のDVDを観たり、UB40の初期盤を聴いて
あーだこーだと言い合ったりして楽しかった。
仕事が終わらずナノ泊。

そういえば、福太郎の成長が著しい。
(って、生まれてから常に著しいかな。)
最近はとにかく主張が激しくて、相手をする方も大変。
感情が豊かになって、面白いともいえるけど。
アヤコが提供したアコギがお気に入りのようで、
弾くというかいじりまわして遊んでいる。
一気に3本の弦をぶち切ったりして、はやくも
パンクぶりを発揮してます。
そういや朝陽館とナノグラフィカでやってる写真展
「顔展」に、福太郎の写真を出しました。
(↑はそのうちの一枚。ちょっと前のナノにて。)
出展作のなかでは、ケイゴ君の作品がよかったです。


あ、夏頃から
http://www.n-sns.jp/
の構想と製作にかかわっています。
オープン間近なので、最近はそのミーティングやなんかも
多し。id=nagano、nana*t、ナノグラフィカが一つの事に
関わるってのも珍しい…かな?
とりあえずオープニングイベントでベートルズと
シネマダブモンクスと タテタカコのライブが実現したのは
めちゃくちゃ嬉しい。
どうなるのか楽しみです。

Author simizu : 2006年10月30日 00:32